寿司ロボットは使うべきか?①スピード 回転寿司 宅配寿司

もう多くの方がご存知のように、回転寿司や宅配寿司に寿司ロボットはかかせません。

100円寿司では、ほぼ100%寿司ロボットを使って寿司を作っています。

スシローもくら寿司もはま寿司もかっぱも元気もみんなです。

驚く事はありません。

スーパーの寿司もコンビニの寿司も銀のさらも全部、寿司ロボットを使っています。

職人の恰好はしているけど、寿司ロボットで握っているお店もたくさんあります。

 

なぜ、そんな事を知っているかというと…

私は寿司ロボット業界で75%以上のシェアのメーカーで営業の仕事をしていたからです。

その寿司ロボットメーカーの経理部、資材部の先輩にお願いして「あのチェーン店には何台買ってもらった」「いくらで卸している」などの話を教えてもらったり、先輩・上司に現場に連れて行ってもらっていました。

私が寿司ロボットメーカーに勤めていた18年程前は、寿司ロボット買ってくれるお客様である、回転寿司チェーン店、スーパー、宅配寿司店のオープンの時は、ヘルプというそのお店を手伝う作業がありました。

オープンの時に寿司ロボットが動かなくなったら、その後寿司ロボットは売れなくなりますし、スタッフの方が使い方に困ったら教えてあげるのと、何よりメーカーとしての姿勢をチェーン店の本部の人に見てもらうという意味合いです。

寿司ロボットの営業マンは、朝から晩まで続く、このヘルプをとても嫌がってましたが、新入社員の私にとっては、現場を知れるいい機会でしたので、積極的にヘルプに出ていました。

こうやって多くの現場を従業員の目線で知ることができました。

 

結論:寿司ロボットは必要です。

 

お店は、なぜ、寿司ロボットを使うのでしょうか?

①寿司職人がいないから

②寿司職人は給料が高いから

③スピード

この三つを解決したのが寿司ロボットです。

今回は寿司ロボットのスピードについてお話します。

このタイプが、100円寿司で大活躍している寿司ロボットのです。

上部をパカッと開けてシャリを入れ、下のテーブルがくるくる回って、出来たシャリ玉を取っていきます。

価格は140万円くらいです。

でも、スピードは1時間に4300貫です!

1分間に71貫!手が追いつきません。

人の手で握る場合は、200貫も連続で握ると疲れます。

忙しいと文句の一つも出ます。

シャリだけ考えると、100円寿司で1分間に3500円、1時間で215000円売れるという事です。

7時間でこの寿司ロボット1台分の元が取れますよ…って、営業マンは売ってるんでしょうね。

文句も言いませんしって。

しかし、安く・早く提供しなくてはいけない100円寿司に、かかせないのは納得です。

シャリ玉は100円寿司のあのシャリ玉ですので、お子さんなどは満足だと思います。

4300貫作るには、お米を20升以上炊いて酢合わせする必要もあり、大変な作業です。

 

問題なのはメンテナンスとその費用

スピード重視の寿司ロボットは時々壊れます。

使用後には毎回、シャリのつく部分は水洗いします。

分解・洗浄作業の中で、部品の破損したり、無くなったり、間違って組み立てたりが起こります。

部品一つも高額ですし、修理に来てもらえばさらにお金がかかります。

私がいた当時は、大口のお客様には請求しないで、一台だけのお客さんには請求していました。

メンテナンス代として、10万円請求されているお店はいくつもありました。

売り上げによっては、少し前のタイプをヤフオクなどで安く購入し、すこしずつ直しながら使うのが良いと思います。

 

もっと詳しい話、裏話をお聞きになりたい方はお問い合わせからどうぞ。

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