「(イカ)師匠にとって、釣りってなんですか?」
私にイカ釣りを教えてくださったイカ師匠。
イカ師匠は、当時私の勤めていた横浜の外資系金融機関の支社長で、元キックボクサーの日本ランキングに入ったこともあるとか?
イカ師匠が以前、働いていた金融機関では伝説的な営業成績を作っていたとか?
釣りたてのイカを御馳走になり、釣りの奥深さとさらなる楽しみを教えてくれたイカ師匠に、聞いてみました。
「釣りってなんですか?」
あまりに漠然とした質問をしたのは、想定外のイカ師匠ならではの答えを期待したからです。
「生きるって何ですかね?」「仕事って何ですかね?」と聞いているようなものですが、当時30歳、釣り歴も25年になっていた私は、思い切って聞いてみました。
その答えは……?
「釣りとは、道具です!」
え?
さすが師匠、規格外です。
い、意味を教えてください(汗)
「魚のシグナルをとらえたり、伝えるのは道具です。高い道具はやっぱり伝わってくる情報が多いです。なので、やっぱり良く釣れます。今まで。100万以上、釣り道具に使ってきてますので、間違いないです」
あの当時は「師匠、釣り具メーカーの営業みたいですね?」と半信半疑でしたが、今はわかります。
ロマンだけを追い続け、釣れないのを決して道具のせいに出来ないように、一番良い竿を買うようになりました。(笑)
後は鍛錬なるのみです。
これからも宜しくお願いします。