「本当に旨い魚を食べたければ釣りをしないと無理ですよ」(イカ師匠)
ある日、イカ師匠が私に言いました。
「美味しい魚を食べるにはどうすればいいか、知ってますか?」と。
目 次
「本当に旨い魚を食べたければ、釣らない限り無理ですよ!」(イカ師匠)
そのイカ師匠は、自分が釣ってきたイカを釣ったその日に食べさせてくれました。
そこで食べたイカは、「これがイカか?」と思うくらい、絶品でした。
弟子(私):「イカ師匠、これは何というイカですか?」
イカ師匠:「ヤリイカですよ」
弟子(私)「え?私が寿司屋で握っていたヤリイカですか?味がまったく違います」
イカ師匠:「釣りたてだからですよ。」
弟子(私):「……….」
凄い魚を持っている人達
漁師さん以外で、凄い魚を持っている人達は…..釣り師です!
そっか…釣り師か…。
私のお店のコンセプトが決まった瞬間でした。
今から14年程前です。
それ以来、一番味に違いがでるイカにはこだわっています。
↑これは私の釣ったカワハギです。
プロの釣りから魚を買い取る
↑大原から釣ってきたヒラメ名人から届いたヒラメ。
↑シーズンになると毎週のように、アオリイカ名人からアオリイカが届きました。
魚買い取りの意味
魚を買い取らせていただく意味は2つあります。
①最高の状態の魚を仕入れること。
以前の宅配寿司から買い取らせて頂く魚にはルールを設けています。
1匹、1匹、丁寧に血抜きをし、活け〆に出来るのは釣った本人だけです。
漁師さんは、たくさん獲れるとそんな事やっている時間がありません。
②釣り人→釣り舟+釣具店にお金が回る仕組みを作ること。
釣りは釣る、食べる、だけではなく、色んな自然のルールや未知な分野に取り組むことなど学ぶべき点が多いので、釣り愛好家は実はとても多いのです。
この魚買い取りの仕組みがもっと認知されれば、釣りたての美味しい魚を口にする機会がふえて、魚に対する認識も変わり、面倒でももっと魚を食べる人が増えてくると思います。
そうするとじり貧の漁業にも、明るい話題が増えるのではないか??
水産業に少しだけ恩返しが出来るのではないか??
そんな風に考えています。
ほかにも水産業復活に向けてのアイデアをお持ちの方は、お問合わせから教えてください。