なるべくお金をかけずに宅配寿司を経営する方法③寿司ロボット
なるべくお金をかけずに宅配寿司を経営する方法③寿司ロボットについてです。
回転寿司でもよく見かける寿司ロボット。
酢飯を入れると、寿司の形のご飯が出てくる、あれです。
新品ですと60万~120万。
その性能によって価格は変わってきます。
私は元々、業界シェアNO.1の寿司ロボットメーカーの営業マンでした。
そんな私が考える、そもそも寿司ロボットは必要なのか?
必要だとしたら、どの種類を選べばいいのか?
どこで買ったらいいのか?
目 次
結論売り上げによります。
一日の売り上げが10万円を超える日が月に何回かあるお店では、寿司ロボットはあった方がいいと思います。
シャリ玉が作れる=寿司の握れる人が数人いる場合でも、10万を超えるようなら必要です。
寿司の注文は、配達までの時間を計算して電話が来るので、11:00~13:00、17:00~20:00に集中します。
また、作り置きすると寿司が台無しになりますので、配達時間を逆算して作り始めます。
作業を想像してみよう
例)一日の売り上げ10万円のお店:17:00~20:00の間の売り上げ7万円の場合。
多くの宅配寿司では、5人前の金額は6000円~10000円だと思います。
5人前平均7000円だとします。
7万円÷7000円=10 5人前の桶が10台⇒50人前です。
1人前=10貫だとすると 50人前×10貫=500貫です。
握り手がそのまま桶に盛る場合と、握り手は握るのに徹して別の人が盛る場合とに分かれますが、寿司作りに専念できるスタッフが二人いれば、大丈夫だと思います。
寿司の作れるスタッフ1人とアルバイトさん1人でも、寿司ロボットあると便利です。
17:00前に、シャリトレーに寿司ロボットからシャリ玉を取り、並べてシャリBOXに入れておきます。
そうするとアルバイトさんでも、そのシャリ玉のまわりに海苔をまき、具材を乗せるとウニ・いくら・ねぎとろは作れます。
そうすることで、握り手は握るだけなので、5人前を作るスピードが格段に上がります。
寿司ロボットが必要な本当の理由
寿司ロボットが必要な理由は、人件費が抑えられる事です。
簡単にいうとアルバイトさんでも寿司が作れるということです。
人件費の高い寿司職人は必要ありませんよと。
そのうたい文句で何十台も売りました。
宅配寿司を寿司職人が握っていると思っているお客様はいるのでしょうか?
たしかに、ロボットの作ったシャリ玉の寿司と寿司職人が握った寿司の味は違います。
しかし、お客様は綺麗で美味しい寿司を求められています。
寿司店のカウンターの寿司と違うと文句は出ません。
それと、忙しい時は不測の事態ばかりが起きます。
・配達中に転んじゃいました、とか。
・注文したものと違うものが届きました、とか。
・お客様~の電話で、○○が入っていません、とか。
・届いた寿司が倒れてました、とか。
ほかにも、予約の電話も注文の電話も入りますので、寿司を作るのはどんどん遅れます。
無い方がいい、クレーム対応は責任者が行うべきですし、寿司を作っているので後にしてください!とは言えません。
そんな時、寿司ロボットがあると誰でも70点くらいの寿司は作ることが出来ます。
また、握れる人が休みの時はどうするのか?という問題を常に持つことにもなります。
転ばぬ先の杖として、寿司ロボットの価格が高いのか安いのか?
売り上げ10万円以下でしたら、いらないです。
私のお店では2人寿司を握れる人がいました。
元回転寿司で働いていた人です。
私の売っていたこれです。
年末年始・GW・盆は必要です。
私のお店でも、普段の売り上げは低くても、年末年始は必要でした。
私は、ヤフオクで20万円くらいで買いました。
もう一台は、昔の寿司ロボットメーカーの先輩のお客さんから買いました。
寿司ロボットはふつうはメンテナンスが高いのですが、私はメンテナンスも出来ました。
寿司ロボットがの裏話などもっと詳しく知りたい方はお問い合わせから連絡ください。