活け〆、血抜きの鯵はお店では食べられない理由
鯵は美味しい魚です。
何故、私が血抜きだとか活け〆だとか神経〆だとかにこだわるかと言いますと、すべて美味しく食べるためです。
鯵をさらに美味しくする、活け〆・血抜き
釣りたての魚はそのままでも十分美味しいのですが、ちゃんと処理すると数ランク味が上がります。
鯵で活け〆にしてあるのは、ブランド鯵の関鯵くらいではないでしょうか?
では、何故、血抜き活け〆までしてある鯵は、お店では見ないのでしょうか?
そんなに美味しいのに?
血抜き活け〆までしてある鯵をお店では見られない理由
それは、鯵はまき網、定置網で群れで獲られている魚で、小型の部類です。
トン単位での水揚げでは、漁師さんの手がまわりません。
飲食店で使われる1尾200gの鯵だと、10kgのケースに50尾入ります。
勤めていた回転寿司も土日の前には、「鯵30kgをやっとけよー」なんてよく言われました。
すぐにおろして食べちゃう魚ですし、鰯、鯖とならんでポピュラーな魚というのもあると思います。
一番型の多い20〜25cmまでのサイズがメインですので、当然1匹づつにとても手がかけられないのが実情です。
〆どころか、血抜きなんてやっていたら日が暮れます。
なので、活け〆血抜きまでしてある鯵には出会えません。
価格は、豊凶魚にもよりますが、江の島漁協ではアジの活魚は真鯛、平目の2500円/kgにつぐ、2000〜2300円/kgで売られてました。
高級魚です。
静岡県、三重県、最近では近畿大学も鯵を養殖しています。
このサイトでは、養殖の魚は抜きにして話を進めます。
大学の時の友人にも養殖業者の息子がたくさんいましたし、私が大学で学んだのは20年前なので、今は進歩していると思います。
しかし、その養殖するという難しさ故のリスクを消費者が取らされているという記憶があります。
養殖の問題は別の機会にしましょう。
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