寿司ロボットは使うべきか?②職人との差は?回転寿司 宅配寿司

もう多くの方がご存知のように、回転寿司や宅配寿司に寿司ロボットはかかせません。

100円寿司では、ほぼ100%寿司ロボットを使って寿司を作っています。

スシローもくら寿司もはま寿司もかっぱも元気もみんなです。

驚く事はありません。

スーパーの寿司もコンビニの寿司も銀のさらも全部、寿司ロボットを使っています。

職人の恰好はしているけど、寿司ロボットで握っているお店もたくさんあります。

なぜ、そんな事を知っているかというと…

私は寿司ロボット業界で75%以上のシェアのメーカーで営業の仕事をしていたからです。

その寿司ロボットメーカーの経理部、資材部の先輩にお願いして「あのチェーン店には何台買ってもらった」「いくらで卸している」などの話を教えてもらったり、先輩・上司に現場に連れて行ってもらっていました。

私が寿司ロボットメーカーに勤めていた18年程前は、寿司ロボット買ってくれるお客様である、回転寿司チェーン店、スーパー、宅配寿司店のオープンの時は、ヘルプというそのお店を手伝う作業がありました。

オープンの時に寿司ロボットが動かなくなったら、その後寿司ロボットは売れなくなりますし、スタッフの方が使い方に困ったら教えてあげるのと、何よりメーカーとしての姿勢をチェーン店の本部の人に見てもらうという意味合いです。

寿司ロボットの営業マンは、朝から晩まで続く、このヘルプをとても嫌がってましたが、新入社員の私にとっては、現場を知れるいい機会でしたので、積極的にヘルプに出ていました。

こうやって多くの現場を従業員の目線で知ることができました。

 

寿司ロボットの寿司は美味しくないのか?

私が働いていた寿司ロボットメーカーが17年程前に、一台の寿司ロボットを発売しました。

それまでの寿司ロボットとは見た目も性能も異なりました。

これです。

 

これまでの寿司ロボットとの違いは?

①外から見ると寿司桶に見えるので、回転寿司のレーンの中に置くことが出来る。

②ふんわりとしたしゃりが出る。

この2点です。

 

100円ではない回転寿司では2台・3台とレーンの中に置いてあるお店もあります。

立ち寿司のカウンター席の職人さんの隣に、この寿司ロボットがあるののも何度か見ました。

銀座にある有名寿司店でも、ランチと練習用ちょうど良いと言って、この寿司ロボットを買ってもらいました。

さすがに、夜のおまかせ一人前20000円以上のお店にはありません。

 

職人が握ったのか寿司ロボットか、わからない。

この寿司ロボットは、とてもふんわりシャリ玉が出てくるので、一度握り返さないといけません。

そのため、ネタを乗せるのではなく、寿司を握る動作が必要です。

回転寿司の中で、それなりの恰好をして握りの動作をするとお客さんは職人さんだと思います。

私が回転寿司で働いていた時、お客さんに「大将」「職人さん」と呼ばれて、最初は「え?」と思いました。

あっと、言う間に見てくれは寿司職人完成です。

でも、そのフォーム(型)が成立するからこそ、単価が上がります。

では、出来た寿司はどうか?

 

炊きたてのシャリで、上手に握ると寿司ロボット感はゼロです。

私は横から見れば、寿司ロボットで作った寿司かどうかは見てわかります。

しかし、この寿司ロボットで作った寿司はわかりません。

上手く握ると、食べてみても、寿司職人が握った寿司か寿司ロボットで作った寿司かわかりません。

1時間に1200貫作れますし、スピードもあります。

価格は約140万円です。

私の宅配寿司では、中古でしたが店舗に1台づつ置いていました。

 

客単価によって使う寿司ロボットの変わる

客単価が1500円以上のお店で使う寿司ロボットは、こちらのロボットです。

まちがっても、100円寿司の寿司ロボット使ってはいけません。

スピード重視の寿司ロボットだからです。

寿司ロボットは高いのですが、その使い方などを間違えなければ、間違いなく大きな武器になります。

もっと、詳しく知りたい方はお問い合わせから質問ください。

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